図面を作成する際に必要不可欠なCADの技術をマスターするために、勉強に励んでいられる方は多くいらっしゃいます。さまざまな分野で活躍しているCADですが、どのように誕生し現在に至るのでしょうか?
こちらでは、CADの歴史についてご紹介いたします。
CADの歴史
CADが誕生した経緯
1960年代に、マサチューセッツ工科大学のサザーランドが発表した論文がCADの原点だと言われています。この時は発表された「SKETCHPAD」、世界で最初の対話型コンピュータシステムと言われるほどの画期的なシステムでした。
当時のコンピュータシステムは演算処理速度が遅かった背景から、性能の高いSKETCHPADはとても注目されたものの、開発費用が高額でサイズも大型だったため、あまり普及はしなかったようです。
進化を遂げたCAD
ハードの性能が高くなるほど、CADはさまざまな進化を遂げていきます。
フランスでは1970年代に自由曲面の形状制御が発表され、さらに現在でもさまざまな分野で使用されているソリッドモデルの表現方法も登場するなど、CADの性能も次第に高まったのです。
1990年代以降にはWindows‐NT系が誕生し、平面での図面作成しかできなかったCADは立体で作成できるまで進化しました。
専用CAD
現在の2次元CADは「専用CAD」と「汎用CAD」の2つに大きく分類されています。 専用CADは、電気図面を作成する電気系CADをはじめ、機械用CADや建築用CADなどのように、分野に特化したCADのことです。 また、分野だけでなくその会社独自で使われているCADも専用CADといいます。
汎用CAD
それに対して汎用CADは分野を問わずどの業界でも幅広く使用できるCADです。
2次元汎用CAD:JWCAD
JWCADとは誰でも簡単に無料でインストールができる2次元汎用CADソフトです。
1997年に初版が配信され、現在でも無料で使えるCADソフトの中で最も普及しています。
Windows版とDos版があり、2016年にはWindows版ではないMac版として「JW‐CAD for Mac」が開発されました。(※現在Dos版の開発は終了)
無料なのに機能が充実しているためさまざまな業界で導入されています。
2次元汎用CAD:AutoCAD
AutoCADとはアメリカのオートデスク株式会社が開発する2次元汎用CADソフトです。
1982年にVer.1が発売されました。現在のシェア率は40%近くあり、業界ではトップクラスのシェアを誇っています。
有料のCADソフトですが、使用する前に30日間の無料体験をすることできます。
PCだけでなくモバイルアプリからも利用でき、場所を選ばずに使えるのが特徴です。
電気CADはぜひソフトリンクで
時代のニーズとともに進化を遂げるCADはこれからもさまざまな分野で活躍し、日本のものづくりを支える存在となることが予想されます。
ソフトリンクでは、電気図面を間単に作成することができるCADソフト「JS楽打L 電気」を取り扱っています。
専用ソフトを購入しても書き方が分からない、パソコンが苦手という方をサポートするソフトです。
サンプルや価格についてなどのご質問のある方は、お気軽にお問い合わせください。