多種多様なCADの種類について

様々な分野で活用されるCADは種類も多種多様です。こちらでは、その一部をご紹介いたします。

多種多様なCAD

機械CAD

別名「メカCAD」とも呼ばれ、2次元CAD・3次元CADを使用して機械を設計します。用途によって使い分けられ、機械製図図面を電子化するには2次元CAD、形状を正確に表現するには3次元CADが利用されます。

機械CADは設計だけではなく、製造でも活躍しています。CADで作成したデータをCAMに変換し、NC加工機に転送すると設計図と同じ形のものを作ることができるのです。

産業機械をはじめ、自動車や航空機の部品、医療機器など様々な分野で利用されています。

建築CAD

建築物の立体構造を平面・立面・断面・透視図などに図面化するCADです。1つの家を建てるのに必要な基本設計図や意匠図、構造図、設備図、施工図などを作成する際に使用します。

部材記号や配管・配線を表示する線種が登録されていると修正が簡単にできる為、建築設計事務所や工務店、ハウスメーカーなどで導入されています。

土木CAD

土木CADは道路や橋、水路などの設計を行います。土木の設計は1ミリの誤差でも大きなズレに繋がる為、より精度の高さを求めてCADが活用されているのです。

最近では3次元CADの普及により、プレゼンテーション用の完成予想図の作成やシミュレーションなど、様々な場面でCADが使用されています。

電気CAD

電気CADは回路図設計用とレイアウト用の2つに分けられ、基本的に2次元CADで作成を行います。

電子回路をはじめ、倫理回路などの接続情報を表現する場合は回路図設計用を使用し、基板に接続情報を落としてデザインを設計する際にはレイアウト用が使われます。

家電やオーディオ機器、IT機器などを設計する時にはもちろん、住宅の電気設計をする際にも利用されます。制御盤や配電盤などのパーツをクリックするだけで機器の配置が可能で、配線切断・分離、機器配線移動、各種回線接続なども行えます。

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