【番外編】スキャンPDFをCADデータに変換する方法

今回は、スキャン図面をCADデータ化する方法について調べていきます。
無料で変換できるサイトやソフトの中から、簡単で問題なく変換ができたものを紹介します!

自己紹介をする2年目CADインストラクターの佐藤さん

こんにちは!2年目CADインストラクターの佐藤です。

普段は電気工事専門ソフト(JS楽打)と水道工事専門ソフト(申請くん)の使い方を教えています。

JS楽打を使われる設計士の方には「建築図などの元データをJWCADでもらうことが多いよ~」という方がたくさんいます。

JWCADを学ぶことでJS楽打の良さをもっと深く知ることができ、CADの知識の幅も広がると思うので、JWCADを学びながらインストラクターとしてレベルアップしていきたいと思います。

あくまでもこれからJWCADを勉強していく立場なので初心者ですが、これから使っていくJWCAD初心者の方に役立つと嬉しいです。

今回変換を行ったサイト、ソフトは以下の2つです。

変換サイトと変換ソフト

Convertio

こちらは様々な形式に変換ができるサイトです。

画像データをCADデータ化することができ、BMP形式からDXF形式に変換ができます。

ScanBmpMonkeyⅡ

こちらはダウンロード後に、BMP形式からDXF形式またはJWW形式に変換できます。

それぞれの手順について解説していきます!

ConvertioでCADデータに変換する方法

1.まず、サイトを開き【https://convertio.co/ja/】スキャン図面のPDFをBMP形式に変換します。

「ファイルを選ぶ」をクリックしてファイルを選択します。

または、ファイルをドラッグして黒い部分に重ねます。

様々な形式に変換ができるConvertioというサイト

変換する形式を選びます。

今回は「画像>BMP」を選択します。

Convertioでファイル形式をPDFからBMPに変換する時の設定画面

右下の「変換」ボタンをクリックします。

ConvertioでPDFからDXFに変換する時の変換ボタン

ファイル変換中・・・

Convertioでファイル変換中の画面

変換が完了したら、「ダウンロード」をクリックします。

ConvertioでBMP変換完了後にクリックするダウンロードボタン

ダウンロード完了!

Convertioで変換が完了したBMPファイル

2.次に、変換したBMPファイルをDXF形式に変換します。

1の手順と同じようにファイルを取り込み、形式を「CAD>DXF」にします。

Convertioで形式をBMPからDXFに変換する時の設定画面

「変換」をクリックします。

ConvertioでBMPからDXFに変換する時の変換ボタン

変換が完了したら、「ダウンロード」をクリックします。

ConvertioでBMP変換完了後にクリックするダウンロードボタン

3. ダウンロードをしたら、JWCADでDXFファイルを開きます。

エクスプローラーをクリックします。

PCのエクスプローラー

ダウンロードフォルダを開くと、先ほど変換したDXFファイルがありますので、こちらをJWCADで開きます。

変換したDXFファイルが保存されているPCのダウンロードフォルダ

JWCADのアイコン上にドラッグして重ねると、開くことができます。

JWCADのアイコンにドラックすると開くDXFファイルの図面

ScanBmpMonkeyⅡでCADデータに変換する方法

ScanBmpMonkeyⅡも、Convertioと同じく、最初にBMP形式に変換をしておく必要があります。

BMP形式への変換は、上記Convertioの手順1と同じように行います。

BMP形式へ変換ができたら、下記の手順で行います。

1.まず、ダウンロードをします。

http://www.vector.co.jp/soft/win95/art/se089461.html

上記のURLをクリックします。

「ダウンロードはこちら」をクリックします。

ScanBmpMonkeyⅡのダウンロード手順1

「ダウンロードページへ」をクリックします。

ScanBmpMonkeyⅡのダウンロード手順2

「このソフトを今すぐダウンロード」をクリックして、ダウンロードします。

ScanBmpMonkeyⅡのダウンロード手順3

2.次に、BMPファイルの読み込みをします。

ダウンロードが完了したら、「ScanBmp602」フォルダ内の「ScanBmp6.exe」をダブルクリックします。

ダウンロード完了後にScanBmp602フォルダに保存されるexeファイル

この画面が開いたら、「ふぁいるをひらく」をクリックします。

ScanBmpMonkeyⅡのファイルを開くボタン

イラストがかわいい…!

最初に変換しておいたBMPファイルを選んで、「開く」をクリックします。

保存済みのBMPファイルをScanBmpMonkeyⅡで選択して開く画面

変換には少し時間がかかる場合があります。

ScanBmpMonkeyⅡで変換中の画面

変換が完了しました。

ScanBmpMonkeyⅡの変換完了時に表示されるボックス

3.変換したデータを保存します。

「でーたのほぞん」をクリックします。

ScanBmpMonkeyⅡのデータの保存のボタン

「ファイルの種類」を「jw_cad形式」(または「DXF形式」)に設定し、「保存」をクリックします。

ScanBmpMonkeyⅡでファイルの種類をJWCADで保存する画面

保存中・・・保存完了!

ScanBmpMonkeyⅡでJWCADファイルで保存中の画面
ScanBmpMonkeyⅡでJWCADファイルで保存が完了した時に表示される画面

変換したCADデータはそれぞれこのような形になります。

Convertioで変換したCADデータ
『Convertio』
ScanBmpMonkeyⅡで変換したCADデータ
『ScanBmpMonkeyⅡ』

スキャン図面は、小さい点が集合した状態の図面の為、CADデータ化したときにどうしてもたくさんの線や点としてデータ化されてしまいます。

そのため、少し重いデータになってしまいます。

また、画像データをCADデータ化するため、倍率が合わなくなることがあります。

取り込めたけど、ここからが大変そう…

今回は、スキャンPDFをCADデータに変換する方法について調べました。
無料で、思ったよりも簡単に変換ができました!
ただ、CADデータ化はできましたが倍率が合っていないのと、点の集合としてのデータのため、そのまま図面として使うのは難しそうです。
JS楽打のCADはデータ化の機能はありませんが、スキャン図面をCADに貼り付けて倍率を合わせることができ、上から簡単に作図を行うことができます!
JWCADでもCADデータ化した図面データのあるレイヤと違うレイヤに、なぞり書きすることはできそうですね!

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